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2005年08月24日
与論ふたたび
確かに現地に行くことは出来た。欠航した復路便の
1万円は返金されたし、マイルだって半分戻って来た。
しかし、それはあまりにも中途半端な結果。シーサーの
DHC8の機内で、泣きながら(嘘)リベンジを誓って2ヶ月。
与論最後の夏。早く行かなきゃ、もう時間がない。
退役に向けた動きの中では色々あるかも知れないけど、
この小さな島へYSが「普通に」飛んでいる姿というのは、
もう今しか目に焼き付けられない訳で、今回は少しばかり
緊張感を持ちつつも、いつもの鹿児島空港。
どうやら僕は、鹿児島空港とは相性が悪いらしい。
いつ来てもこんな天気で、遅延とか欠航便の嵐。
うちの婆ちゃんは鹿児島人だったし、僕の体には南九州の
血が流れているはずなのだが、そんな事は全然関係ないらしい。
それはさておき、スポットに佇むは福岡行きの準備が進む
JA8763のみ。オープンスポットのいちばん先、JACのハンガー
前のあたりにスタンバイYSがいないなんて、初めて見る
光景のような気がする・・・。寂しくなったもんです。
与論便は天候の影響は無さそうだけれど、屋久島からの
到着が遅れているので自動的に遅延モード。福岡便の63が
出て行き、とうとうスポットからYSがいなくなってしまう。
約50分後れて、屋久島便が到着。急げ急げ、てな感じで
手前のタキシーウェイから直接スポットに突っ込んで来る。
やがて案内が流れ、構内バスがさっきのYSに横付けされる。
JA8717キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
空港と相性が悪くても、17とはかなり相性がいいらしい。
2回目の与論行き。またもやお世話になりますです。
シートに座り、ふと前を見る。相変わらず大量のゲロ袋。
何故かこの袋が飛び交うような揺れに遭遇した事がない。
昔ANK対馬便で乗った時は、対馬アプローチもさることながら
復路の福岡サークリングでひっくり返るかと思うぐらい揺れて
非常に怖い思いをした事があるが、幸か不幸かそれ以来、
北のYSも南のYSも揺れ知らず。
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・・・じゃなくって、目の前のポスターが変わってしまってる。
沖永良部と与論へのQ400就航PR。矢田亜希子が喜ぶのは
どうかと思うけど、綺麗な飛行機になるし、速くなるし、地元では
やっぱ歓迎されているんでしょうけど。なんだかねぇ。
雨の降るなか、R/W16から離陸。下界に鹿屋基地を発見。
いつも地元で見ているキャラバンの姿は確認出来ず。あぁ、
今日は土曜日か。新旧種子島空港が目視出来たあたりで
雲中飛行になり、またもや美しいとされる島々の風景は
ほとんど見ることが出来ないまま、R/W16で与論に到着。
今回は西側から、いたって普通に着陸。
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前回と同じレンタカー屋さんで足を確保、乗ってきた17を見送るべく
R/W16側の道端に向かう。地元の人らしき先客が数人。空港の
屋上が閉鎖されているので、ここが実質送迎デッキのようで。
出発便を見送ったあと、お仲間発見、とばかりに話かけてくる人が。
沖永良部から撮影に来られたという方。しばし情報交換。「もう
奄美諸島にYSが飛んでこなくなるんで悲しいんですよー」という
言葉が印象に残る。こっちは定期便YSはとうの昔に撤退して影も
形も無いけど、海自のそれが毎日のように飛来してくれるのは
やっぱ恵まれた空港なのかも。
・・
さて与論といえば、兼母海岸。あのセントマーチンにも決して
引けを取らない・・・は少し言い過ぎかも知れないけど、とにかく
素敵なアプローチが拝める場所。島いちばんのリゾートホテルの
宿泊客は、降りてくる飛行機にあまり興味も無さそうだけど、
カメラ片手に右往左往の場違い野郎がふたり。おまけにYSの
到着時に限って、いきなりのR/Wチェンジ。空港外周をぐるぐる。
しかし肝心のYSは、やはりというか、到着時刻が遅すぎて陽が傾き、
思ったような出来にならず。再度撮影に訪れる機会があるかどうか。
Q400なんかこの先何度でも撮れるのに・・・。残念。
投稿者 ji6opt : 2005年08月24日 23:23