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2007年03月14日
災難のボンQ
トラブル続きのQ400が緊急着陸しちゃいました。
13日午前、伊丹-高知の全日空1603便で飛んだDHC8-Q400
(JA849A/運航はCRF)の前輪が出ないトラブルが発生。
手動操作やタッチ&ゴーなどを試みたものの前輪は出ず、結局
主脚だけで高知空港に着陸。幸い乗員・乗客は全員無事。
リアルタイムで中継されていましたので、テレビに釘付けだった
人も多いと思います。かくいう私も仕事そっちのけで見ていました。
無事に着陸した瞬間、職場でも拍手が上がりました(笑)。
Q400はまだ若い機体ですから、晩年のYS-11のような信頼性を
求めるのはまだまだかも知れません。かつてのYSがそうであった
ように、色々なトラブルを経験して信頼出来る飛行機に育っていく
んでしょうけど、でも、ちょっと脚回りのトラブルが多すぎるような
気がしますね。
さて、車輪が出ない…といえば1979年に羽田空港で起きた
東亜国内航空のYS-11/JA8656の事故が有名ですね。
由美かおるが搭乗していた機体という事で、テレビでも時々紹介
されています。この時は前輪ではなく左側主脚が出ないトラブルで、
機体は着陸したあと滑走路から逸脱し、地面をえぐりながら大きく
ターンしてようやく停止。幸い、この時もけが人は出ませんでした。
http://www.eonet.ne.jp/~accident/790721.html
事故を起こしたJA8656は修理されて復帰し、1994年頃まで
日本の空を飛んでいました。その後海外に売却されましたが、
ななな何とこの子、いまも現役でいるみたいなんです。
RP-C2253
http://www.airliners.net/open.file/0693439/M/
http://www.airliners.net/open.file/1021276/M/
あんなに壊れてしまう事故に遭っても修理されて復帰し、
30年近く経った今現在も元気に飛んでいるって、なんとまぁ
骨のある奴。いかにもYSらしい話だと思いませんか?
2007年03月04日
海自大村基地
民間のYS-11が引退し、飛んでいる機体を見る機会が
激減してしまいましたが、長崎空港は今でも定期便のYSが
飛来する数少ない空港のひとつです。
長崎空港は海を挟んで海上自衛隊大村基地が併設されて
おり、ここに定期便のYSが飛来してきます。もちろん、具体的な
スケジュールは公開されていないのでいつ飛んでくるのかは
運任せですが、平日のお昼前後に現れる事が多いようです。
(どうしてもスケジュールが知りたければ自衛隊内部向けの
新聞を購読するという手があるようですが・・・。)
大村基地の滑走路は旧大村空港当時のもので、わずか1200m
しかありません。YSがその売りとしている短距離離着陸の
性能をフルに発揮する姿、今でも存分に見ることができます。
加えて、海上空港で日本一撮影条件が悪い?民間側と違い、
こちらの滑走路は周辺に撮影ポイントもそこそこありますので、
運が良ければYS-11Mの様々な姿を撮影出来ると思います。