2008年03月04日
南目線、惜別の月。
島原鉄道の島原外港~加津佐間、いわゆる南目線の
廃止まで残すところあと一ヶ月になってしまいました。
今年度での廃止が決定となり、合わせてキハ20型車両の
全車引退も公式に発表されましたので、海あり田畑ありの、
昔ながらの風景をキハ20がのんびり走る姿も、いよいよ
見納めとなります。
仕事の関係で、南線のとある駅で委託業務をされている
かつての島鉄マンにお話を伺ったことがあるのですが、
こんな事を話してくれました。
「駅が無くなるというのは町の玄関が無くなるのと同じこと。
寂しい気持ちはみんな同じ。でも、時代の流れには逆らえないし、
仕方ないという気持ちもあるんです」
地元の人間ではないのでどうも実感が沸かないのですが、
たとえば、家の横を通っている線路にもう列車が走らなくなると
いうのはどんな気持ちなんだろうな・・・と考えてしまいます。
線路も、ボロの列車も、警笛も、無人駅も、委託のおじちゃんも。
あたりまえだと思っていた景色が、全部思い出になっていきます。
投稿者 ji6opt : 2008年03月04日 16:19