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2008年09月30日
JA8733公開
民間のYS-11が引退してから、今日で2年です。
思い出の沖永良部、JAC3806便が飛んだ日。あれからもう
2年も経ってしまいました。
頼みの綱だったフィリピンがもう飛んでないみたいなので、
民間エアラインとして飛んでいるYSは絶滅したと考えてよさそうです。
タイのエア・フェニックスは相変わらず消息不明ですし、何がどう
なっているのやら。
国内に目を向けると、こちらは海保と空自海自の機体が今のところ
元気に飛んでいます。でも、海保は代替Q300の納入が来年ですし、
近いうちに国内の現役YSは自衛隊機のみになってしまいそうです。
というわけで、これからは各地に展示されている静態保存の機体も
ますます貴重な存在になっていきそうです。
佐賀空港に保存されている元エアーニッポンの機体、JA8733は
空港施設の拡張で2005年以来一般公開が中止され、それ以降は
年に一度の空の日イベント時しか公開されなくなっています。
大切な機体の放置プレイにも怒り心頭ですが、それよりも自由に
近づけなくなった機体のコンディションが、とても気になります。
機内の様子は特に変わりないようで、とりあえずひと安心。
オペレーター問わず共通の、YS独特の機内の匂いも健在でした。
ただ、今年は機内に監視員が配置されていませんでした。
こういうイベント時は心ない大人やその子供が機体を傷つけてしまう
恐れがあるので、ぜひとも機内にも人を付けてもらいたいです。
解説なんかしなくていいんです。見ておくだけで。出来るでしょ?
佐賀空港さん。
佐賀空港は開港10周年だそうで、今年は記念の年のようです。
でもね、この子もここに来て10年経っているんです。年を追うごとに、
この子は私たちの記憶の中にあるトリトンブルーのYSの姿からは
遠ざかっています。見ていて悲しくないですか?空港の皆さん。
機体を譲り受けた以上、多少の経費がかかってもちゃんとした状態で
展示するのが空港の義務だと思うのですが・・・。
投稿者 ji6opt : 2008年09月30日 06:20