2010年03月28日
JA8733
お色直しされた佐賀空港のYS、見てきました。
公開時間に間に合わなかったので敷地の外からのみ。
もうこのままスクラップになるんじゃないかと思うくらい、長い間
悲しい姿を晒していたJA8733ですが、見違えるように綺麗になりました。
郵便マークが消えてしまったのと、プロペラの付け根あたりに違和感が
ありますが(デビュー当時を忠実に再現しすぎてしまった?)、垂直尾翼の
NAMCロゴといい、ANKのロゴといい、ほぼ現役当時の機体に戻った感じです。
なんか、いまにも右エンジンが回りだしそう。電源車ないけど。
親会社の横槍で違う姿になってしまうのをちょっと心配しましたが、
もとの姿のままで一安心。こんなご時世に、数千万円の費用をかけて
8733を蘇らせてくれた佐賀県の英断に拍手。伊丹便の撤退で雲行きが
怪しい佐賀空港ですが、少しでもお客さんが増えるといいですね。
つぎは機内の様子を見にこなきゃ。
注:YS-11の公開は毎週水曜・土日・祝日、春休み・夏休み・冬休み期間です。
時間は9:30-17:00(4月-9月)、10:00-16:00(10月-3月)となっています。
投稿者 ji6opt : 23:46
2009年09月28日
JA8733近況
毎年恒例の佐賀空港、行って来ました。
年に一度、空の日イベントでしか公開されなくなった元ANKのYS-11、
JA8733号機です。もう何年も屈辱の放置プレイ中なのですが、今年になって
ようやく動きがありました。
現在の展示場所は(後から建設した)貨物ターミナルのおかげで孤立した
状態なので、機体をまるごと隣接する公園に移設してしまうようです。
合わせて、腐食がすすむ機体の補修・塗装も行うらしいのでちょっと安心。
近くで見るともうボロボロですから・・・。
ただ、今年ひとつだけ残念なことがありました。
一般公開の際、コックピットも出入り自由にしてしまったのです。
機内に係員もいないので、子供たちが操縦室に乱入し放題。
操縦桿をガチャガチャ、計器をバチバチ、土足でシートをバタバタ。
子供に夢を持たせる意味ではコックピットの開放もまぁいいのかも
知れませんが、機体保存の重要性を考えたら、せめて係員を置いて
秩序を保たないと、せっかくの機械遺産が破壊されてしまいます。
ただでさえ、子供を叱らないバカ親ばかりなんですから。
一般公開が再開される際はぜひ、以前のように警備員を機内に
配置してきちんと機体を管理してもらいたいと思います。
投稿者 ji6opt : 12:51
2008年09月30日
JA8733公開
民間のYS-11が引退してから、今日で2年です。
思い出の沖永良部、JAC3806便が飛んだ日。あれからもう
2年も経ってしまいました。
頼みの綱だったフィリピンがもう飛んでないみたいなので、
民間エアラインとして飛んでいるYSは絶滅したと考えてよさそうです。
タイのエア・フェニックスは相変わらず消息不明ですし、何がどう
なっているのやら。
国内に目を向けると、こちらは海保と空自海自の機体が今のところ
元気に飛んでいます。でも、海保は代替Q300の納入が来年ですし、
近いうちに国内の現役YSは自衛隊機のみになってしまいそうです。
というわけで、これからは各地に展示されている静態保存の機体も
ますます貴重な存在になっていきそうです。
佐賀空港に保存されている元エアーニッポンの機体、JA8733は
空港施設の拡張で2005年以来一般公開が中止され、それ以降は
年に一度の空の日イベント時しか公開されなくなっています。
大切な機体の放置プレイにも怒り心頭ですが、それよりも自由に
近づけなくなった機体のコンディションが、とても気になります。
機内の様子は特に変わりないようで、とりあえずひと安心。
オペレーター問わず共通の、YS独特の機内の匂いも健在でした。
ただ、今年は機内に監視員が配置されていませんでした。
こういうイベント時は心ない大人やその子供が機体を傷つけてしまう
恐れがあるので、ぜひとも機内にも人を付けてもらいたいです。
解説なんかしなくていいんです。見ておくだけで。出来るでしょ?
佐賀空港さん。
佐賀空港は開港10周年だそうで、今年は記念の年のようです。
でもね、この子もここに来て10年経っているんです。年を追うごとに、
この子は私たちの記憶の中にあるトリトンブルーのYSの姿からは
遠ざかっています。見ていて悲しくないですか?空港の皆さん。
機体を譲り受けた以上、多少の経費がかかってもちゃんとした状態で
展示するのが空港の義務だと思うのですが・・・。
投稿者 ji6opt : 06:20
2007年09月23日
空の日のJA8733
佐賀空港にいる元ANKのYS、JA8733です。
今となっては年に一度だけの公開ですので、見てきました。
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2年前に何だかよく分からない理由で一般公開をやめて以来、
空の日イベントでしか見ることが出来なくなった8733。でも、
この日は公開に合わせたのか外板を綺麗に洗浄されていて、
6月に見た時とは見違えるくらいピカピカになっていました。
制限区域への入場ということで、一回20人のグループで見学。
今日のYS見学、何気に人気で受付には結構な行列が出来ていました。
久しぶりの8733は特に変わりなく。さすがに近くで見ると
塗装の剥げが目立ってきましたが・・・。9年も経ってるからなぁ。
今回、コックピットの仕切のアクリル板が上半分だけ開けられる
状態になっていました。なので、こんなのも撮影。
客室内。以前と同様、綺麗に保存されています。
8733デビュー当時の写真なんかもちゃんとあってひと安心。
空港側も、空の日イベントの目玉的な扱いで公開する位なら、
ちゃんと整備して元のように展示したほうがイメージも良かろうに、
と思うんですけど。制限区域内の導線を確保して週末に警備員を
置くのって、空港の予算の中でそんなに高いモノなんでしょーか。
投稿者 ji6opt : 23:26
2007年07月16日
JA8733近況
先月末に撮影した佐賀空港のJA8733です。
もうマトモに全景を撮れる場所がなく、何か盗撮風に
なっちゃってますけど。(もちろん敷地外からの撮影です)
何というか、この姿。もう、あまりに可哀相すぎてとても
直視出来ないです。ただでさえ話題も特徴もない空港の
貴重な施設として、開港当初は客寄せ(?)に大いに貢献
した機体のはずなのに、この仕打ち。
この子を何とかしてくれるまで、私、佐賀空港は絶対に
利用しないことにしました。こんな酷い空港、誰が使って
やるかっての。
投稿者 ji6opt : 01:12
2007年01月08日
佐賀空港のYS-11
あけましておめでとうございます。
佐賀空港に保存されているJA8733の近況です。
この子、最近発売された某食玩にも隠れキャラ役で
登場しているみたいですね。
年末に時間があったので偵察してきました。一昨年の突然の
公開中止以来、空の日イベントなどで限定的に公開された日は
あったものの、基本的に何も手入れをされていない放置状態の
ようです。昨年夏に訪れた時の写真と同じアングルで撮影して
みましたが、汚れがさらに増しているのが一目瞭然です。これ
貨物ターミナルが出来たとはいえ、JA8733と制限区域の間に
フェンスがあることに変わりはないのですから、きちんと通路を
整備すれば機体の公開は可能なはずなのですが・・・。
というかそれ以前に、せっかく空港に寄贈された機体なのだから、
最低限の保守・清掃は続けるのが礼儀だと思うんですけど。
何を考えているのやら。
投稿者 ji6opt : 00:11
2006年08月29日
JA8733近況
近況報告ネタが続きますが・・・。
佐賀空港で余生を送っている元ANKのYS、JA8733です。
昨年、貨物ターミナル増設のあおりをくらって、展示機としての
命を奪われてしまった状態の、今いちばん危険な展示YSです。
現在は年に一度の空の日イベントでのみ公開されています。
http://www.pref.saga.lg.jp/at-contents/kuko/osirase/index.html
今年も公開されます。昨年と違ってバスツアーでの見学です。
貨物ターミナルが完成してから初めて訪ねましたが、やはり
「駐車場と機体の間に建物が出来たから公開が困難になった」
という空港側の説明は訳が分かりません。結局、管理が面倒なので
捨てたというのが真相でしょうか。だとしたら、とんでもない空港です。
投稿者 ji6opt : 01:13
2005年10月04日
JA8733
5月に一般公開を終了してしまった佐賀空港の
YS-11を見てきました。
前にも書きましたが、最近深夜の貨物便が好調な
佐賀空港は既設の貨物ターミナルが手狭になったので、
展示機に隣接する駐車場を潰して新たなターミナルを
建設する事にしました。これにより展示場への動線が
無くなってしまったため(別の理由がある気もしますが)、
YS-11の公開をやめてしまいました。
機体の処遇が決まったという話はまだ耳にしませんが、
空の日イベントの一環で約4ヶ月ぶりに公開されることに。
雲一つ無い青空の下、久しぶりに8733と再会。
たぶん、全くといっていいほど手入れされていないであろう
機体は汚れもさることながら、よく見ると既にあちこち塗装が
剥げ落ち、なんだか可哀想な状態になっていました。
たぶん、いま日本で一番危険な状況のYS-11展示機。
この管理放棄、どうにかならんもんでしょうか・・・。
2005年05月28日
HSG偵察
そんなわけで、見に行きました佐賀空港。
まだ特に変わった様子のない第二駐車場ですが、
いつもなら開いているはずのゲートは堅く閉ざされ、
看板に閉鎖を告げる説明が一文。
飛行機を見に来た?であろう親子連れが何組かやって
来ては、近づくことが出来ない機体を眺めて去っていく。
ゲートの向こうのJA8733は風雨にさらされた汚れが目立ち、
手入れが行き届いていない様子がありあり。こないだ所沢で
見た8732が綺麗だったのでなおさらそう見えるのか。
こんな状態で放置しておく事自体、機体にも見物人にも、
寄贈してくれた航空会社にも失礼極まりない行為のような
気がするのですが・・・。何とかならんもんでしょうか。
投稿者 ji6opt : 23:18 | コメント (1) | トラックバック
2005年05月27日
展示機の運命
北は青森のレインボー塗装から、南は佐賀空港の
トリトンブルーまで、保存展示されているYS-11は
全国で8機あります。(完全な機体で公開されているもの)
が、ここにきて佐賀のJA8733がピンチの様子。
佐賀空港は来年から貨物便に763Fが就航予定ですが、
それによる貨物量の増大にあわせ、現在の第二駐車場を
潰して貨物ターミナルを拡張する計画だそうです。
すると、隣接する地区で翼を休めている8733へ一般人が
近づけなくなるため、機体の展示・公開をやめてしまう
予定らしいのです(厳密には5/15で既に終了)。
県の空港担当者に問い合わせたところ、今後機体を
どうするかは検討中とのこと。別の場所へ移転してでも
保存してくれる事を願いたいのですが、佐賀空港の
公式ページ上では「公開廃止」とキッパリ書かれて
いるあたりに、何というか、妙な不安を感じてしまいます。
東京便の増便や767フレイターの就航など最近調子のいい
佐賀空港ですが、こりゃ別の意味でも要注目みたいです。
2004年12月31日
JA8733
実家に帰省する途中、ちょっと(かなり?)寄り道して
佐賀空港にいるYS、JA8733の様子を見てきました。
約1年ぶりの再会です。
保存状態はまずまずのようですが、さすがに屋外展示で
6年も経つと塗装が色あせて来たような気がしますね。
汚れも目立ってきてますし、所沢の8732のようにお色直しを
してくれるとうれしいんだけどなぁ。
投稿者 ji6opt : 23:59