AR8600(AOR)
2002年1月購入。AOR製品はこれが初めて。
買ってすぐAR8600mk2が出ました。受信周波数が3GHzまで拡大されていますが、それ以外にどのへんが改善されたのか
気になるところです。
AORの受信機にはAREX SYSTEMというPCを使った自動受信システムがあり、これが使いたくて某オークションで
中古のAR3000Aを探していました。なかなか落札出来ずにいた所、AR8600が格安で購入出来るお店を見つけて、
思わず衝動買いしてしまったという一品です。ちなみに買ったのは長野の某店です。ネットでは結構既出みたいですね。
AORは先にAR8200(mk2)というハンディ型の受信機を出していました。後から発売したAR8600が8200と激似で、
スペックもほとんど同じだったので「こりゃ、中開けたら8200の基板が入ってんだろうな・・・」なんて思ったものです。
実際はそんな事なかったのですが、中を開けて見ると1枚基板で回路的にもかなり余裕がありそうです。
雑誌の使用リポートでは8200との違いを随分アピールしてましたが、果たして内部的にはどのへんが違うのか
興味のあるとこです。・・・私は全く同一と睨んでいますけど。( ̄ー ̄)ニヤリッ
アンテナは10メートル高のディスコーン(D190)とSG7900というモービルホイップを切替器で使い分けています。
切替器を入れると挿入損失が気になりますが、Nコネ仕様を使った為か聴感上のロスはほとんど感じられませんでした。
さて使ってみた感じですが、まずスキャンとサーチの爆速ぶりに驚きました。今まで使っていたのが遅すぎた、というのも
ありますが、AR8600で初めて「消防無線の割当て波全部スキャン」が可能になりました。現在はそれに加えて
エアバンド50波とマスコミ系を割当てほぼ全部スキャンしていますが、これを5秒程度で一周してくれています。
感度ですが、IC-R100やC500との比較ではほぼ互角の印象。細かく見ていけば違いがあると思いますが、それより
気になったのが思ったより外来ノイズや混変調に弱いのではないか?という点でした。
私の住んでいる市は県庁所在地ですが、街の中心部からは山ひとつ隔てた田舎で強電界を発する施設は近くには
ありません(たぶん)。なのに、普段のスキャン中はスケルチのつまみを14時あたりにしておかないと度々ノイズや
バズ音でスキャンが止まってしまいます。
同じ地上高の同じアンテナで使用していたIC-R100はもっと安定していただけに、少し残念な気分です。
とはいえ、爆速なスキャン、多すぎるメモリやサーチ、結構普通に聞けるHF帯など、トータルで考えればまぁまぁな
受信機だと思います。車載型では他に選択肢も見あたらないですしね。
あ、当初の目的だったAREX SYSTEMですが、当時はソフトがWin2000でまともに動作しなかった事と
私の面倒くさがりな性格もあって、わずか1ヶ月ほどで使わなくなってしまいました(笑)。ただし、その1ヶ月間の
稼働でUHF帯エアバンドの珍しい周波数をいくつか見つける事が出来たので満足感は高かったです。
気がついたら開発無期限休止みたいな事になっていますが、CD-ROMを購入した身としてはせめて掲示板くらいは
残しておいて欲しかったですね。