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IC-R100(ICOM)

1994年頃購入。当時バイトをしていた会社の近くにハムショップがあり、仕事帰りに立ち寄ったら展示処分で
安売りされていたのを衝動買い。確か6万円切るくらいだったと思います。

受信範囲0.5〜1800MHzのAM/NFM/WFMという今となってはやや物足りない車載型受信機ですが、発売された
1989年当時はこの手の受信機はまだまだユピテルやフェアメイト全盛の頃でしたから、同時に出たIC-R1と共に
展示されているこいつを羨望の眼差しで見たものです。

さて、発売からもう10年以上経ち、アイコムのホームページからも姿を消してしまいましたが(ここにはあります)、
店頭ではかなり長い間売られていたロングセラー製品でした。フロントエンドにTV用のチューナーを流用した
回路構成ですが(当時はこれが一般的だった)、感度・混変調特性とも良好で質実剛健なイメージがあります。
スキャン速度やメモリーCH数は2世代くらい昔のものですが、受信機としての基本性能はAR8600にも劣らない
と勝手に思ってます。

難点を上げるなら、スキャン速度が遅い(10ch/sec)のでメモリーCHをかなり厳選しないといけないのと、
サーチ速度も同程度なので広範囲のプログラムスキャンは実用的では無い、といったところでしょうか。
あと、操作性に少々問題ありです。スキャンの再スタートや方向転換が出来ない(一度止まったスキャンを再スタート
させるには一旦スキャンを解除しなければならない)、メモリーを呼び出すとVFOの周波数がどっかに行ってしまう、
周波数の入力はENTキーを2度押す必要がある、などなど。車載で使ってた時期もありましたが、上記のような
操作性とキーに照明が無かったので使いづらく、すぐに降ろしてしまいました。

現在はAR8600にメインの座を譲ってほとんど隠居状態です。

 

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